白馬五竜のSDGs体験旅行について

4.質の高い教育をみんなに

旅の楽しみとSDGs

SDGsをテーマとした旅は、それが個人旅行であれ、修学旅行などの学習旅行であれ、ともすると私たちのSDGsの取組みを押し付けがちなものになってしまい、肝心の「旅の楽しさ」を損なってしまうものになりがちです。わたしたちは、「旅の楽しさ」を損なうことなく、楽しみながらSDGsを学習「楽習」できるように、ツアーの組み立てを行うよう心がけています。そのため、プランをご提案する際には、最初は遊びの要素が強い体験で、白馬の自然を五感で感じることから始めていき、最終日には、学習的要素の強い体験も「楽しんで」参加いただるよう提案いたします。

17.パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsの目標はひとつではないということ

SDGs目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」は、アンケートの結果では、重要な目標とはとらえられていないようでした。これは他の具体的な目標に対して、目標17がいわばSDGsの「精神」を表すものであり、「具体的にだから何?」と見えずらいことによるものかもしれません。しかしながら、私たちは、ひとつの目標を達成しようとすると、別の目標を阻害する場合があるという矛盾と向き合い、解決の糸口をつかむものとして目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」は、重要な項目として考えています。そういった点で仲間意識を醸成するラフティングやツリーハウス作りなど、チームビルディングを必要とする体験メニューは重要なものとしてとらえています。

15.陸の豊かさも守ろう

白馬の自然を保全する活動

白馬の楽しみの大きなものは、何よりも北アルプスの山々の懐に抱かれた雄大な大自然です。わたしたちは、日頃より高山植物の保全活動など、白馬の自然を守る活動を行っています。ツアーにおいても、その取組みを感じていただける体験メニューを盛り込んでみてはいかがでしょうか。学習的要素の強い体験メニューは、ツアーの中盤よりあとに持っていくことで、無理なく楽しみながら学習することができます。

12つくる責任つかう責任

ホームステイ感覚の宿

白馬五竜の宿泊施設は民宿やペンション、またホテルにおいても家族経営の宿泊施設がほとんどです。修学旅行や体験旅行においては、泊まるときだけでなく、山の案内や農業体験を宿泊施設のオーナーみずからが行うメニューもあり、ホームステイ感覚でご宿泊いただけます。白馬のさまざまな人々とふれあうことは、大きなホテルでは得られない感動をもたらしてくれます。また、お食事を提供する側の宿泊施設は、「つくる責任」として「地産地消の取組み」や「フードロスの削減」に取組んでいます。お客様の側でも「つかう責任」の目標を意識していただき、ゴミの削減や、エネルギーの削減にご協力いただければと考えています。


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