いよいよ登山シーズン間近、登山は安全が第一です。


北アルプス大町地区夏山開き


針ノ木大雪渓での神事

平成16年6月6日(日)針ノ木岳慎太郎祭が執り行われました。
百瀬慎太郎を偲ぶとともに夏山登山安全祈願の神事が執り行われました。自然観察会や佐々成政の針ノ木越えで有名な針ノ木大雪渓での記念登山も行われました。


【百瀬慎太郎(1892-1949)】
大町の対岳館主として登山者の世話をする一方、大正6年に日本初の大町登山案内人組合を結成した。その後、大正15年に大沢小屋、昭和5年に針ノ木小屋を建設し、近代登山の先駆者として活躍。また、若山牧水門下の歌人でもあり多くの歌を残している。「人を想えば山恋し 山を想えば人恋し」と北アルプスへの思いを詠んだ歌は、人々に親しまれている。

 

平成16年度第47回慎太郎祭開催のもよう(撮影・しみみ〜)

白馬五竜から車で約40分のアルペンルートの玄関口、トロリーバス扇沢駅前で受付です。参加費の1,500円を支払い記念のピンバッチや山の歌集を受け取ります。通常はここから先は車両乗り入れ禁止ですが、今日は特別にバスで少し先まで連れて行ってもらえます。バスを降り新緑の中を歩き始め、約30分ほどで大沢小屋に到着しました。今回の登山は、私、web管理人しみみ〜が参加です。昨年参加した「きいちゃん」は今年は事務所で留守番です。

大沢小屋から約20分ほどで針の木大雪渓に到着。ここで皆アイゼンを付けます。軽アイゼンで充分ですが、なかには爪の沢山ついているアイゼンをしている人もいました。神事を行い、雪山参加を合唱、お神酒をいただきました。登山の班編成は3班になりました。私しみみ〜は先頭の1班の最後尾のほうを歩きました。ですので真中の写真が最後尾から見上げた1班の登山隊、右の写真は追いついてきた黄色の3班の登山隊です。各班4〜50名はいたでしょうか、3班併せて100から150人くらいいらっしゃたかと思います。大雪渓を登り、針ノ木峠まで目指しましたが、3分の2程登って休憩している最中に大粒の雨が降ってきました。途中やんできましたが、予報では今日から梅雨入り、またいつ降るかわからず、下山となりました。実際、大所帯での登山、雪渓を歩くのになれていない方も多くいらっしゃったようで、下山時は苦労されている方も多く見受けられました。登っている時は平気でも、いざ下りとなると「こんなに急だったの・・・・滑ったらどうしよう・・・」という不安にかられます。

結果として、その後は16時頃まで雨は降りませんでした。終って見れば「峠までいっても大丈夫だったんじゃないの」という思いを私もちょっと感じましたが、山では結果論は禁物です。初心者もいた事や、100名を越える大所帯という事を考えれば、山では「登る勇気」よりも「引き返す勇気」のほうが大事です。これから夏山に向けて、「無理のない登山」を心がけるようにしましょう。
下山中、オオカメノキ・ムラサキヤシオツツジ・サンカヨウ・エンレイソウ等が咲いていました。またまだ小さいギンリョウソウや、コゼンタチバナ・マイテヅルソウなどの葉っぱもあちこちにありました。7月にはこれらの花が咲いてきそうです。
救護班の腕章をつけた女性の方が神事の際や、休憩の時に笛を吹いてくれました。澄んだ笛の音に皆心なごませていました。大町市の山案内人組合や、観光協会、山岳会の皆様ご苦労様でした。

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